シュタイフ年代別にボタン・イン・イヤーをご紹介♪
シュタイフ作品の証である「ボタン・イン・イヤー」
テディベアなどの耳につけられた金属製のボタンのことです。
これは1904年から採用されているものですが、年代によってさまざまなデザインがあることをご存知ですか?
今回はそんな「ボタン・イン・イヤー」とタグから、シュタイフの歴史をヒモ解いていきます♪
年代別のボタン・イン・イヤー
1904年11月以降のシュタイフ作品には、必ずあしらわれているボタン・イン・イヤー。
いつ頃制作された作品かが分かるのはもちろんですが、年代ごとにさまざまなデザインがあって、見る人を楽しませてくれます。
今回はさまざまな、ボタン・イン・イヤーとタグのデザインをまとめてみました😊
1904-1905年
記念すべき最初のボタンです♪
フランツ・シュタイフが制作し、商標登録を行いました。
1908年
ボタンには絵柄などはありませんでした。
この頃からタグが付き始めました。
タグには当初、品番と商標の文字が印刷されていました。
1910-1926年
STEIFF(シュタイフ)のロゴが刻印され、タグにもSteiff Originalの文字が記されました。
1925年-1935年
ボタンは1910年からのものと同じで、赤いタグに変わり「Made in Germany」の文字が記載されました。
1933-1950年
赤から黄色いタグに戻りました。
1948-1950年
上記の期間だけ存在する青いボタンで明るい黄タグのモノがあります。
1950年頃
ボタンには大文字でSTEIFFとあしらわれています。
白っぽい短いタグが使われました。
製造期間が短かったので貴重なボタンタグです。
1952年-(不明)
タグには今に近いロゴが筆記体で記されています。
1960-1970年
ボタンが今のサイズくらいに大きくなりました。
1982-1987
現在と同じ2重のタグになり、くまのマークがつきました。
ボタンにも丸みがつきました。
現在のタグ
タグが折り返しが付き1枚のリボンタグとなりました。
馴染みのある現在のタグですね♪
補足
※いくつかの年代につきましては、調べることができませんでした。
※上記の情報は、参考までにお考えいただけましたら幸いです。
ちょっと変わったボタンたち
シュタイフとスワロフスキーは相性が良く、かわいらしいアクセサリーをつけた作品がたくさんあります🐻⭐️
そういった作品には、通常の「Steiff」のロゴが入ったボタンではなく、スワロフスキーの特別なボタンがあしらわれています。
マルガレーテシュタイフエディションという数百体の限定テディベアにも特別なボタンが付けられています。
タグもブラックの特別仕様で素敵ですね。
作品の雰囲気がますます素敵になるシュタイフ社の配慮に感動です♪
ボタン・イン・イヤーが誕生した理由
1903年ごろからテディベアの人気が高まってくると、粗悪品も市場に出回るようになりました。
最高の品質のテディベアをお客さまに届けたいという想いから、試行錯誤したのち、テディベアの耳にボタンを付けるというアイデアをマルガレーテの甥「フランツ」が提案しました。
それ移行1904年からのシュタイフ作品には、ボタン・イン・イヤーが付けられることになったのです🥰